07/11/12 GO!GO!7188,TOKYO
いつもよりひと回りもふた回りも小さなライブハウス。フロアには厳正なる抽選で幸運をその手に握りしめた150人。充満するチョッピリ浮き足立った期待感。先に仕掛けたのは他でもない、GO!GO!7188だった。満面の笑顔でステージに現れたアッコは迷うことなくアンプの上へ。「ヘイ!ヘイ!ヘイ!」と煽りまくり、オーディエンスをギュッとひとつの塊に。記念すべき1曲目「あしのけ」の目くるめくサウンドメイクで思いきりかき混ぜたと思ったら、「3人のブギーマン」、「真夏のダンスホール」の腰の据わったタフな演奏で会場全体を一気に大きな渦に巻き込んだ。「アルバムの曲いっぱいやるから」というMC通り、最新作『596』中心のセットリスト。「プレすごろくツアーです」てな言葉にも深く強く頷く充実のステージ。その勢いはまさにバンドの状態そのもの。サーフにパンクにスカにロカビリーにテクノ!? たがが外れたとしか言いようのないジャンルレスなサウンドに、変拍子やら転調やら斬新な展開が随所に仕掛けられた楽曲たち。しかしメロディはどれも切ないほど美しく、初めて触れたとしても心弾むポップなリズムを響かせていた。そしてそれは27才の日常を描いた歌詞と見事にリンクして胸の奥までスーッと沁み渡る。
既にクライマックス曲の貫禄十分な新曲「マンホール」、「脳内トラベラー」に引っ張られ、「大人のくすり」、「文具」、「C7」と言ったお馴染みのキラーチューンが無敵にカッチョイイ。健全なる相乗効果でエモーショナルかつ奔放なパフォーマンスが続く中、「世界の車窓から」が描き出す果てしなく大きな景色に息を飲んだ。込めた熱量は変えずに淡々と刻む、ターキーのドラムが印象的だった。さらに日々感じている違和感と、それをどうすることも出来ない嫌悪感に満ちた「青い夜」。ゆうとアッコの声が重なり浮かび上がる妖しいオレンジの月の光、今までにないエンディングに心震えた。
楽器が3つしかないのではなくこの3人が確かにいる。歌う、ギターを弾く、ベースを奏でる、ドラムを叩く。GO!GO!7188として、音楽を届けることに対する喜びと覚悟に満ちた熱い眼差しで言い放つ。
「今日(のライブ)はパソコンで観れるんだって。世界中だよ!」
考えてみれば、そもそもアメリカツアーの刺激と興奮から生まれた『596』。この日の彼らには、今のGO!GO!7188には、目の前で一緒に大声で歌い、踊り、汗をダラダラ掻いて笑う150人の向こうに無限に広がるオーディエンスがしっかり見えていたのだ。
(山本祥子)
07/11/12 晴れたら空に豆まいて, Daikanyama Tokyo


出身地・鹿児島の高校時代の同級生、G/Vo.ユウ、B/Vo.アッコが結成。99年上京、Dr.ターキーが加わり2000年デビュー。 当初は歌謡テイストがミクスチュアされたガールズパンクバンドとして話題を呼ぶ。以降、オリジナリティ溢れる楽曲と高い演奏能力を武器にライブハウスイベントから日本武道館ワンマンまで、ライブを中心とした活動を勢力的に展開、本格派ロックバンドとしての評価を高めてきた。
一方、デビュー年に発表したシングル「こいのうた」が超ロングセールス記録を更新中、いまだに高い着うたダウンロード数を誇っている。また02年からはユウ、アッコがソロワークをスタート、それぞれ2枚のアルバムをリリースしている。
07年3月、SXSW-Japan Nite-を含む全米5箇所を回る初のアメリカツアーを敢行。
同月レコード会社をBMG JAPANに移籍。
移籍第一弾シングル・通算13枚目のシングルを、デビュー日である6月28日にリリース。
7月、東名阪「まなつのツアー」を敢行。翌8月には、ペンシルバニアで開催された 「MUSIKFEST 2007」Volksplatzステージでのヘッドライナーとして出演したのを皮切 りに、ニューヨーク~シカゴを合わせた2回目となるアメリカツアーを実施。 そして、10月24日移籍後初のフルアルバム、通算6枚目のアルバム「569」をリリース する。

Myspace Secret Showsとは、アメリカのMySpaceで始まった名物企画。誰が、いつ、どこで演奏するかは、MySpaceユーザー以外には決して明かされない、その名の通り完全シークレットなライブ・イベントのことだ。海外ではこれまでフランツ・フェルディナンドやマルーン5、リリー・アレンといった話題のアーティストが参加しており、日本でもオアシスのノエルやKEN YOKOYAMAといったアーティストとフィーチャーしている。
出演者や参加方法などの最新情報が掲載されるのは、Myspace Secret Showsのページのみ。
インターネットならではの新しいライブ・イベントを是非とも体験してほしい。






